秋の渡りのピークにはまだ早いですが、日帰りで舳倉島をチェックしてきました。島にいたバードウォッチャーは私一人だったようです。
観察種は全部で24種類でした。記事の最後にリストを載せています。
舳倉島 2022.09.04
エゾビタキがたくさん
昨年もほぼ同じ時期に行ったのである程度の顔ぶれは予想はできていましが、この時期の舳倉島はエゾビタキ天国です!一生分のエゾビタキに出会える、はさすがに言い過ぎですかね。奥津比咩神社から野鳥観察舎に向かう道は特にエゾビタキの密度が高く、2,3メートルに1羽はいるといった感じでした。エゾビタキ好きの自分にとっては、見られた種数がそれほど多くなくても、暑さでつらくても、満足した一日でした。
印象に残った鳥
他にサメビタキ、コサメビタキもちょくちょくいました。
ムシクイ類はセンダイムシクイが一番多かったと思います。ムシクイはまだ勉強が足りず、見逃しがあるかもしれません。暑すぎて集中力も足りていませんでした。
ほかに印象に残ったのはツツドリたち。奥津比咩神社付近で2羽が飛び回っていたのと、島の中央部付近では赤色型にも出会いました。赤色型は初めて見たので興奮しました。
カラスバトとの遭遇頻度も高かったですが、相変わらず写真に撮るとなると難しい。すぐ近くに来てから茂みから飛び立つので毎回びっくりするんですよね。
水場は蚊に刺されながら何度かチェックしましたが何も現れずでした。島の東側も龍神池含め特に収穫はなしでした。猛禽はトビ1羽のみ。
航路ではオオミズナギドリのみ観察。ちらほらと飛んでいる程度で大きな群れではありませんでした。
レンズが修理中…
惜しむらくは、レンズを修理に出している最中のためサブのレンズだったことです。15年前に購入したNikonの80-400mmのズームレンズを引っ張り出してきたのですが、やはりピント合わせに時間がかかったりで、シャッターチャンスを逃してしまうことが頻繁にあってストレスが溜まりました。特に茂みを動きまわるムシクイ類はいつも以上に写真に収めるのに苦戦しました。最近は部品不足だったりで修理にも時間がかかるようで、困ってしまいます。
その他 舳倉島の風景
近海では小舟がたくさん浮かんでいて、多くの海女さんたちが素潜り漁をしている様子が見られました。舳倉島での素潜り漁の漁期は7月から9月末までだそうです。9月に島に行くとこうした島の人々の活動が見られるのもいいですね。
あと、自動販売機が「故障中」だったので、近々行くことを予定されている方は注意が必要です。多めに飲み物を持って行った方がよいかもしれません。
9月中にもう一回くらいは行けるといいなと思っています。
観察種
- キジバト
- カラスバト
- オオミズナギドリ
- ウミウ
- アオサギ
- クロサギ
- ツツドリ
- イソシギ
- キアシシギ
- ウミネコ
- トビ
- ハシブトガラス
- ツバメ
- ヒヨドリ
- ウグイス
- センダイムシクイ
- オオムシクイ
- メジロ
- エゾビタキ
- サメビタキ
- コサメビタキ
- イソヒヨドリ
- ハクセキレイ
- カワラヒワ
コメント
Semalさん
こんにちは。Zoopickerから辿り着きましたクロやんと申します。
東京在住ですがたまに金沢出張があるので、その際ついでに短時間ですが健民海浜公園、河北潟などに行ってみました。舳倉島は憧れの探鳥地ですが船の欠航も多いと聞き余裕あるスケジュールがなかなか組めずまだ未訪問です。しかしSemalさんのエゾビタキ天国とのレポートを拝見しどうしても行ってみたくなりました。エゾビタキはおろか秋のシギチにも間に合わないかも知れませんが…。
今後もSemalさんの写真、レポートを楽しみにしております。
クロやんさん
Zoopickerから見に来ていただきありがとうございます。
舳倉島は秋の方が欠航になる確率が高いそうなので、遠方からだとなかなか難しいですよね。
健民海浜公園もバードウォッチャーの目が多く珍鳥の記録がたくさんあるのと、千里浜なぎさドライブウェイも車でシギチの近くまで寄ることができてよいスポットです。
輪島市内に泊まりながら、もし欠航であれば県内の他の探鳥地に切り替える心づもりが必要ですね。
舳倉島は10月末くらいまではよい出会いが期待できると思います。
ぜひ、島でお会いできるのを楽しみにしています!
Semalさん
さっそくご返信ありがとうございます。
健民海浜公園はイスカ、アカショウビン、ヤツガシラなどの記録もありますがさすがに短時間立ち寄ったくらいでは見つけるのは無理ですね。
千里浜はクルマの雑誌などで海岸を走れる場所としてよく紹介されていますが、シギチが来るとは知りませんでした。レンタカーではなく自分のクルマで行ってみたいです。舳倉島を目指し欠航になってしまったら羽咋に行くプランも考えてみます。