石川県内の海岸で渡りの途中のシギが観察できました。日本で観察されるシギの仲間の多くは、夏に北極圏やシベリアで繁殖し、冬にオーストラリアに渡って越冬する途中に日本を通過します(この渡りのルートを「東アジア・オーストラリアフライウエイ」と呼ぶそうです)。5月頃と9月頃がピークで、渡りの途中に日本で観察できる鳥を「旅鳥」と呼びます。
600羽のミユビシギの群れの中に、フラッグが付いた個体を見つけました。シギ類の渡りの実態を解明するために各国の研究者が標識をしています。フラッグの色から南オーストラリア州で標識されたことがわかります。山階鳥類研究所に情報を報告したので、さらに詳しい個体情報を教えてもらえるかもしれません。
参考:山階鳥類研究所「フラッグの付いたシギ・チドリ類を見つけたら」
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渡り鳥と足環のページです。|鳥類学(鳥学)を専門にしている研究機関、山階鳥類研究所のウェブサイトです。
今回は5種類のシギを見つけました。
トウネン 410羽
ミユビシギ 670羽
オバシギ 11羽
キョウジョシギ 2羽
ソリハシシギ 5羽
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