8月のお盆休み、「ホシガラスに会いたい!」と思った私は長野県と岐阜県にまたがる御嶽山に向かいました。ネットで調べると、御嶽山で撮影されたホシガラスの情報は出てくるものの、どこまで登れば見られるのかよくわからなかったので、この記事ではどこで見られたかをお伝えしたい。
7合目から可能性あり!
結論から言えば「御岳ロープウェイ」の終着である、7合目付近の「飯森高原駅(山頂駅)」(標高2,150m)を出たすぐのところでもホシガラスに出会うことができました。まったく登山をすることなく出会える可能性があるというのはすばらしいですね。
雨のなかをホシガラスを求めて登山
お盆休みの真ん中頃、朝7:15に「鹿ノ瀬駅(山麓駅)」ロープウェイ乗り場に到着しました。目の前まで車で来られるので大変便利。連休期間などは7:00から運行しています(通常は8:30から)。料金は往復で2,600円。多数のゴンドラが数十秒間隔で動いているため待たずに乗れるし、ソーシャルディスタンス確保もバッチリです。
15分で「飯森高原駅(山頂駅)」(7合目付近、標高2,150m)に到着。ふもとでは晴れ間が見えていたが、上に着いてみれば土砂降り。雨雲レーダーとにらめっこして、しばらく待てば雲の切れ間に入るのではとの望みをかけて駅で待ちました。1時間ほどして少し小降りになったので意を決して出発。目指すは8合目です。
小降りだったのはしばらくだけでその後は土砂降りの中を登山道を進む羽目に。1時間ほど登ってようやく8合目の山小屋 女人堂に到着しました。この辺りで森林限界をむかえ、ハイマツ林が広がり始めます。少し休憩して外に出ると唐突に目の前にホシガラスが!親子かわかりませんが、4羽があちらへ行ったりこちらへ行ったり。雨で条件は悪かったですが、近くで撮影することができました。
しばらく堪能した後、4羽とも飛び去ってしまったので引き返しました。ちなみにここから剣ヶ峰頂上3067mまでは約2時間かかるそうです。
途中でメボソムシクイにも遭遇。
再び雨に降られながら「飯森高原駅(山頂駅)」まで下山してくると、このあたりでようやく晴れ間が出てきました。デッキから景色を眺めていると、ここにもホシガラスが2羽!8合目まで登らなくても見れるのねー。ですがここまでの土砂降りでレンズが曇ってしまい、残念ながら撮影はならず。
ホシガラスは高山ならではの鳥
亜高山帯以上の高地に行かないと出会えないホシガラス。これまで立山の室堂平、乗鞍岳で観察し、今回は3回目。雨の中あまり条件はよくなかったですが、狙った通りに目当ての鳥に出会えるというのは気分がいいものです。
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